エンジンメンテナンスサイクル |
エンジンは使用状況によって大きく変わります、基本5,600rpm以上がイエローゾーン、6,000rpmがレッドゾーンと考えて下さい。
上記を守り走行して下さい、6,000rpm以上を多用するとメンテナンスサイクルが半分以下になり、エンジン破損に繋がります。 |
10時間毎 |
通常メンテナンス |
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バルブクリアランス調整 |
不調の原因になります。特にバラツキ出したりした場合のほとんどがこのクリアランス調整で直ります。
また、バルブクリアランスが規定値以上に広がると室力定価に繋がります。 |
耐久レースや長時間乗車した場合バルブクリアランス調整を行って下さい。
バルブクリアランス調整 (pdf 312kb) |
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カムカバーを外したときに、バルブクリアランスを合わせるアジャストスクリューがカムカバーに当たっていないかチェックしてください、当たっている場合カムカバーガスケットを複数枚れて当たらないように逃がしてください。
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20時間毎 |
通常メンテナンス |
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バルブクリアランス調整 |
上記参照 |
上記参照 |
ロッカーアームピンの点検 |
バルブクリアランスを合わせる時に、多少の隙間ガタはありますがロッカーピンが痩せていたり、ヘッドの受け部が広がっているとガタが多く出るため合わせられません。
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ロッカーアームピン交換 |
ロッカーアームピンの外径
ロッカーアームピンサポートの内径
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ピンを指先でなでるとへこみが分かります。
277-35004-01 PIN(ROCKER) CP |
ロッカーカバーの清掃 |
ロッカーカバーにオイル戻し穴があります。この戻し穴が詰まるとオイルが吹いたり、ケース圧に影響が出ます。オイルシールなどからのオイル漏れの可能性もあります。
(一般汎用仕様ではあまり詰まることはありませんが、カート仕様ではたまに見受けられます) |
穴の目視は点検は難しいので、低圧でオイル戻し穴をエアー吹きや、軽くパーツクリーナーで吹いてからエアー吹きを行って下さい。 |
バルブガイドの点検 |
エンジンヘッド内での高熱と、エンジンの冷却が繰り返される事により、バルブガイドが少しずつ落ちてくる可能性があります。
※K-TAIエンジョイクラス公認の対策品が販売されています。 |
バルブガイドの点検 |
ドレインボルトガスケットの交換
マフラーガスケットの交換 |
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021-11400-20 GASKET
277-35201-13 GASKET(MUFFLER) |
フューエルライン・キャブの清掃 |
フューエルラインの点検とキャブ内のゴミの詰まりはエンジン不調の原因です。 |
279-35902-J3 GASKET1
279-35903-J3 GASKET2
279-32650-18 GASKET
206-62540-08 PACKING
242-62313-08 O-RING 他 |
エアクリーナーの点検・清掃 |
空気の取り込み口の点検。汚れていたらエレメントを清掃もしくは交換して下さい |
279-32607-17 ELEMENT SET |
必要部品
277-35004-01 PIN(ROCKER) CP ¥200
021-11400-20 GASKET ¥40
277-35201-13 GASKET(MUFFLER) ¥130
279-35903-J3 GASKET2(Insulator-Emgine) ¥60
279-35902-J3 GASKET1(Insulator-Caub) ¥70
279-32650-18 GASKET ¥400
206-62540-08 PACKING ¥300
242-62313-08 O-RING ¥100
その他点検時に必要かと思われる部品(各エンジンは使用状況によって大きく変わる可能性があります、不具合を感じたら部品交換をお勧めします) |
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(上記20時間メンテのうち2回に1回のチェック) |
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上記 20時間の点検 |
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バルブ廻りの点検
下記100時間を参照して下さい。 |
・バルブが細っていたら交換
・コレットバルブの交換
・バルブスプリングの交換 |
132-10KAO-31 COLLET-VALVE ×4
279-33601-03 VALVE SPRING ×2 |
ロッカーアーム廻り |
・カムシャフトピンの点検(ピンを指先でなでるとへこみが分かります。) |
277-35101-03 PIN(Cam shaft) assy27 |
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100時間毎(推奨) |
オーバーホール |
下記は新品エンジン及び新品アフターパーツの寸法です。仕様限度とは、エンジンに使用する部品の最大許容値を示します。測定値が仕様限度を超える場合は、交換又は修理を行う必要があります。
100時間に満たない場合でも条件によっては許容値が超える場合もあり得ます。上記20時間毎も含め日頃からのチェックをお願いします。
下記はチェックして許容量を超えている場合、又は許容量に近づいている場合部品交換をお勧めします。
(単位mm) |
吸排気弁&シリンダーヘッド |
弁軸の外径
弁軸径とバルブガイドとの隙間
バルブクリアランス
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バルブを交換&チェックする時は同時に下記部品の交換をお勧めします。
132-10KAO-31 COLLET-VALVE ×4
278-38802-03 SPACER SPRING ×2
269-33701-03 SPRING RETAINER
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バルブ弁 シート角度
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バルブスプリング バネ自由長
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279-33601-03 VALVE SPRING ×2 |
シリンダーヘッドの平面度
吸排気バルブシートの当たり幅
吸排気バルブガイドの内径
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278-13010-11 KX CYLINDER HEAD CP |
スペーサースプリングの交換
スペーサーリテナーの交換
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278-38802-03 SPACER SPRING
269-33701-03 SPRING RETAINER |
シリンダー&ピストン&ピストンピン |
シリンダー内径
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278-13010-11 KX CYLINDER HEAD CP |
ピストンスカート部すらすと方向
リング溝とリングの隙間
ピストンピン穴
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277-23401-J3 PISTON STD
277-23403-J3 PISTON 0.25OS
277-23404-J3 PISTON 0.50OS
277-23511-37 PISTON RING SET STD
277-23512-17 PISTON RING SET 0.25OS
277-23513-17 PISTON RING SET 0.50OS
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ピストンピンの外径
ピストンとシリンダーのスカート部の隙間
ピストンリングのエンドギャップ
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277-23301-13 PISTON PIN
056-51600-10 CLIP×2 |
コネクティングロッド |
大端部の内径
大端部とクランクピンの隙間
小端部の内径
小端部とピストンピンの隙間
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278-22501-10 CONNECTING ROD AY
277-23001-03 CONNECTING ROD BOLT×2 |
コネクティングロッド大端部側面隙間
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278-20901-61 CRANKSHAFT CP Φ19,05
278-20201-51 CRANKSHAFT CP Φ20.00 |
クランクシャフト |
クランクピンの外径
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カムシャフト&カムチェーン |
カム山の高さ
カムスプロケットの内径
ピン(カムスプロケット)外径
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278-31602-01 CAM SHAFT CP
277-35101-03 PIN(CAM SHAFT)
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タイミングチェーンの長さ
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278-35601-11 TIMING CHAIN CP
277-37101-03 SPRING(TENTIONER)
024-00600-10 O RING
277-36902-03 PIN(TENTIONER)
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ロッカーアームの交換 |
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277-36202-00 ROCKER ARM(EX) AY
277-36201-00 ROCKER ARM(IN) AY
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※上記は推奨参考例で基準内であれば交換する必要はありません、ただし次回のオーバーホール時期が早まります。出来るだけ交換をお勧めします。 |
その他 |
ケースベアリングの交換
オイルシールの交換
スピードコントロールプレートの点検
ヘッドガスケット
ロッカーカバーガスケット
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060-02800-21 BALL BEARING
060-02501-40 BALL BEARING
044-02502-00 OIL SEAL
044-02502-10 OIL SEAL
277-46002-02 SPEED CONT.BRKT.UN
277-15001-33 GASKET(HEAD)
277-16001-13 GASKET(ROCKER COVER)
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